さいたま市浦和区のアトピー専門(他はご紹介のみ)の鍼灸院です。アトピーでお困りの方は「こちらのサイト」をご覧ください。

ふだんを楽に生きるための呼吸の嗜み

ここに、一つのペットボトルがある。

どこにでもある、何の変哲もない、ただのペットボトル。

中には、78.08%の窒素と、20.95%の酸素と、そしてその他少々が混合されている。

そう。

つまり中は、

「空」

なのだ。

・・・

・・・

「それっぽい」書き出しを工夫してみましたが、これ以上は無理っぽいので、やっぱりいつも通り書いていこうと思います(笑)

さて。

本記事では、「ペットボトル」を例にして「呼吸」と「体調」について考えてみようと思います。

題して、
「ほらね、にんげんのからだって、ペットボトルとおんなじなんだよ♪」でございます。

体調の悪い人、体質を変えたいと望む人、その他、以下に当てはまる人は読むべき記事となっております。

  1. 息を吹き返したい人
  2. 息を引き取るにはまだ早いと思っている人
  3. 息詰まっている人
  4. 息継ぎのタイミングがわからない人
  5. 肩で息している人
  6. ため息ばかりの人
  7. 息、している人

みんな何となく「呼吸は大切」というのはわかっています。でも、それがなぜ、どう大切なのかはよくわからない。それで本屋に行って、「〇〇呼吸法」なんてタイトルの本を手に取ってやり方を真似してみたりします。

鼻から息を入れて~
胸いっぱいに大きく吸い込みまーす
手はおへその下において~
目を閉じて~
10回繰り返しますぅ~
これを毎日寝る前に心がけましょう
気持ちの良い朝を迎えましょう~

って感じの本がほとんどでしょう?そして、読んだその日に鼻息荒くして実践するけど、これで合っているのかよくわからないからなんとなく深い息よりため息がこぼれ出て、大体1週間後のモチベーションは虫の息っていうパターンじゃないでしょうか(笑)

私が大切にしているのは、まずは「呼吸法」ではなく「呼吸」です。

「呼吸」と「呼吸法」というのはちょっと違います。

ちょっと、というかだいぶ違います。使い分けてます。

「呼吸法」というのは大きく吸えるとか深く吸えるとか、長く吐けるとか、そんなところに注目して行うメソッドです。

ここでいう「呼吸」というのは、なにかしらのメソッドではなく、普段何気なくしている「呼吸そのもの」に意識を注ぎます。

1日24時間あったとして、そのうち起きている時間が10時間だとしましょう。

・・・

起きている時間が18時間だったとしましょう。

その起きている18時間のうちの、15分とか30分とか1時間を使って「ヒッヒッフゥー」とやっていくのが、「呼吸法」です。

でも、残りの17時間45分とか17時間30分とかも、変らず息はしているわけですよね。

で、実はこの、残りの17時間45分の呼吸がどうなっているのか?どのようにあるべきなのか?ここにまずは着目しませんか?「呼吸法」を実践する前に「ふだんの自分の呼吸をモニターしてみませんか?」というのがこの記事の本旨です。

「呼吸法」は健康メソッドなのでもちろんそれで不調が改善されることもありますが、それよりも、ふだんの「呼吸」を意識して回復力を高めることで、なにもしていないのに調子がいい、という状態を保てることの方が価値があります。少なくとも私にとっては、ですけど。

だいたいね、健康になるためにあれこれ健康法を実践しようって考え自体が不健康なんですよね。そんな不健康な頭が決めた、不健康な状態のカラダに取り入れた健康法でほんとに体は健康になるのかしらね。そもそもが「健康であろう」としているからだの勝手な働き・神の如き偉大なる生命の自然治癒力様が既にして一人一人の体内に鎮座しておられるのだから、我々凡人のやることと言ったらその働きを邪魔しないように呼吸先生の言うこと素直に聞いて守っていれば、それだけでありがたき神の恩恵を受けられるってもんなのに。ただそれだけのことだと思うんだけどな。ただただ楽な方選べばいいってだけのことなのにうんぬんかんぬん。

・・・

いかんいかん。あふれ出る本音。壊れかけの建前。さらけ出す本性。ストップ・ザ・腹黒。

・・・

まあ、「まったく何もしないで一生健康」というのは理想論だし、結構な低水準のカラダの状態だったら一定の集中力はしばらく必要だとしても、できるだけ何もしないで体調が良くなるのが一番いいに決まってます。

人は健康になるために生きるわけではなく、それを土台にそれぞれの何かを心置きなく行えることの方が価値があるわけです。だから、健康になるために費やす時間なんて、それが愉しい人は別として、短い方がいいんです。

とにかくここでいう「呼吸」というのは、あらゆる健康メソッドに先立ち、かつ、どんな健康メソッドともケンカをしない、日常生活を楽に過ごすための「嗜み」であり、そのためのヒントであればと思います。あなたも「呼吸の嗜み」身につけてくださいね♪

 

というわけで。ご用意したのは空きペットボトル、のイラスト!

今回はイラストが大事になってくるので、ペイントを使ってイラスト自作しましたよ♪

このペットボトルを例にして、あなたの身体がなぜ不調なのか?そして、その不調を改善するために、なぜ「呼吸」を意識する必要があるのか?ということを書き進めていきます。

 

仮に、このペットボトルを下図のように折り曲げてみるとしましょう。

そのとき、ペットボトルの中の空気はどうなるでしょうか?

・・・

想像つきます?

下図に答えを用意しました。皆さんの考えは何番でしょう?

・・・

答えは⑤です。

・・・

嘘です。
①です。
先行きます。

・・・

出ていきますよね?

・・・

「空気は外に出ていく」

さすがにここで異論はない、、よね♪

まず言いたかったのはここなんです。

「モノの形状が変化すれば、その変化に応じて、中の空気は出ていく」

ということ。

オッケーかしら?

形状変化に応じて、空気の出入りが起こるという事。

じゃあ次。

今度は、仮に、ペットボトルに蓋をつけて、ぴっちりと閉めた状態で、さっきみたく折り曲げたとしたら、どうなるでしょう?

・・・

想像つきます?

出ていきますか?

・・・

出ていかないです、、よね♪

さすがにここでの異論もない、、はず♪

出ていかないし、ペットボトルが「パンパン」になると思いませんか?

折り曲げようとしたペットボトルは、本来なら中の空気が容器の外に出るはずだけど、蓋がぴっちり閉められていて外に出られないので、どこか他に出られる場所はないか、逃げ場を探し出します。

その状態が「パンパンになる」という状態です。つまり、カッコよく漢字で言うと、「膨張圧がかかっている」という状態です。

・・・

では仮に。

このパンパンの状態からさらに、力を加えて、もっともっと膨張圧を強くしていったら最終的にはどうなると思いますか?

・・・

破裂するんです。

モノには限度ってもんがありますよね。ある一線を越えた時に、壊れるんです。

出口の無い容器は、変形を続けると、いずれ壊れるよってことです。

・・・

さあ。やっとここまでやってきました。

ここからどういう風に、体とつながっていくのでしょうか。

答えは簡単。

頭と足がそのままくっつくだけです。

こんな感じ。

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

ほらね。人間のカラダって、ペットボトルと同じでしょ?ペットボトルに頭と足がついてるだけなんだよね♪

さて。人間のカラダとペットボトルがいかに深く、深く結びついているかが一点の曇りなく、一分の疑いもなくご理解ご納得いただけたところで、今度は人間のカラダを例に学んでいきましょう。

 

仮に、上図のようにからだを曲げてみるとしましょう。

そのとき、「呼吸」という視点に立った時にからだの中の空気はどうなるでしょうか?下図に答えを用意しました。皆さんの考えは何番でしょう?

わからない人は、さっきのペットボトルの図を思い出してね。これだよ↓

・・・

さあ、わかりましたか?

・・・

答えは⑤です。

・・・

嘘です。
①です。
もうふざけません。

・・・

「吐く」が正解。

皆さんも「からだを前に曲げるときに息がどうなっているか」をやってみてくださいね。

これ、こういう説明をしないでまず一緒にやるのですが、「②番です」と答える人も珍しくありません。

理屈で考えたら①なのに、アタマが付いただけで②に逆転してしまうんです。

「呼吸」とか「息の出入り」という視点に立つならば、頭はちょっと邪魔者なんです。

「からだの形状が変化すれば、その変化に応じて、息は出ていく」

頭で考えないで、思考で逆らわず、気持ちはペットボトルで。そうしたらどうしたって②番ではなく①を選ばざるを得ないという事が分かると思います。それが自然な呼吸のあり方です。

ちなみに、その逆もしかりで、前に倒した状態から、体をもとに戻してくるときは、自然と息が戻ってきます。つまり、「吸う」という事です。

これは「やろう!」「吸おう!」「吐こう!」と思わないことが大事。

だって、ペットボトルが「空気を出そう!」なんて思わないですよね。

ペットボトルにできることが、あなたに出来ないわけはないんです。

もしあなたが①番を選べないとしたら、それはアナタ、ペットボトル以下ってことですよ♪

 

というわけで、ここからは、呼吸と不調体質の関係について、解説しますね。

仮に、のどを「キュッ」と閉めて、その状態で体を前に倒してみましょう。するとあなたの息はどうなりますか?

 

・・・

想像つきます?

出ていきますか?

・・・

出ていかないです、、よね♪

さすがにここでの異論もない、、はず♪

出ていかないし、最初のペットボトルと同じで、どこかが「パンパン」になると思いませんか?

 

折り曲げようと、お口チャックした人体は、本来なら中の空気が外に出るはずだけど、口も鼻もぴっちり閉められていて外に出られないので、どこか他に出られる場所はないか、逃げ場を探し出します。

その状態が「パンパンになる」という状態です。つまり、カッコよく漢字で言うと、「膨張圧がかかっている」という状態です。

つまり、呼吸が止まるってことはいろんな部位に影響が及ぶし、呼吸が止まるなんてことが一日に何回も起きていたらそれはもう体にとっては致命的なことだという事がお分かりいただけるのではないでしょうか。

そして、それが1日だけでなく、数か月、数年、数十年、数百年と続いていくとしたら。。。

想像するだけで恐ろしいですね。これはもう取り返しのつかないことになってしまいます。

肩こりとか腰痛とか、何かしらの症状が出ているというのは、体内の膨張圧が結構限界に近いっすよ!っていうサインなんです。

「いい加減気づけよ!」っていう訴えなんです。

「そろそろストライキ起こすよ!」ってところまで来ているんです。

それでも無理をすると、ぎっくり腰とかになって動けなくなっちゃうんです。

なにかしら慢性的な症状を患っている方は、間違いなくこのような、動作時における呼吸のエラーが発生しています。

他にもあるよ、膨張圧

息が止まれば、中から出ていかないので、当然膨張圧にはなりますが、その他にも膨張するパターンがあります。

①食べ過ぎ

食べれば胃袋が膨らむので、当然中の容積が圧迫され、結果的に膨張状態になります。昔から腹八分が良いというのは、膨張圧という観点からもうなずけるものであります。

②便秘

長いこと便秘して腸内にうんちが宿っていると、その分膨張圧になります。口は閉じてはいけませんが、肛門も開くべき時に開けないのは問題です。

③汗をかけない

皮膚も呼吸していますので、汗をかけないという事は、当然膨張圧になります。

「汗なんて大した量じゃないんだから、ちょっとくらい汗が出なくたって、かかる圧力だって大したものじゃないでしょ?」と思うかもしれませんが、大したことない機能を人間がわざわざ備えているはずはありません。確かに小便で出る量の方が圧倒的に多いのですが、「ならば最初から要らないよね?」とはならなかったところに、逆に生命の偉大さを感じずにはいられません。汗腺も開くべき時には開きたいです。

発汗できないと熱がこもりますし、熱がこもると膨張します。圧力鍋みたいなものです。自分のカラダがそんな状態だなんて危険じゃありません?

①+②+③=アトピー

息が止まっているうえに、これら三点が見事にそろっていると、アトピーになる確率が高いです。

そりゃそうですよね。こんなにギューギューになって、体内に不要なものがいっぱい溜まっているんだから、そりゃ、傷を作ってそこから出したくなるっていうのは体のあたりまえな主張なんです。

お風呂は膨張圧を一時的に下げてくれる

膨張圧を一時的に解消するのに適した行動が「風呂に入ること」です。

「お風呂に入ると調子が良くなる」なんて言う方がいらっしゃいますが、これもこの「人体ペットボトル理論」で説明が付きます。つまり、「膨張した圧力を水圧をかけることで減らしてくれる」ということです。

確かにお風呂は温かいので、それが血行を良くしている面があります。水質も違いますね。でもそれだけでなく、水圧がからだにかかっているので、その圧力で、膨張した人体を減圧してくれるのです。

温泉は自宅の風呂よりも深いですから、その分体にかかる水圧が高くなります。だから、自宅のお風呂よりも温泉の方が身体が楽になる面があるのです。

なので、お風呂の入り方も、世間では「半身浴」なんかが推奨されていますが、「膨張・収縮」という視点に立つと、案外首まで浸かってしまった方が、体調が良くなる人もいるのは事実です。

首まで浸かってさっぱりと楽になるような人が、体半分しか湯に浸からない半身浴なんかすると、逆に物足りなさを感じることもあります。

でも膨張圧がパンパンなのに、吸い込む力が弱い人なんかは逆に首まで浸かるとのぼせたり、風呂上がりに疲労感が出ることもあります。

なので、風呂なんか好きに入ったらいいんです。気持ちよければそれでいいんです。「ふぅ~~」「はぁぁぁ~」って、腹の底から声が出るような入り方をすること、そして温泉好きな方は、自分の中の「ふぅ~~」「はぁぁぁ~」の声が一番大きくなるような温泉に行けば、それが一番いいんです。

一番ダメなのは「この温泉にはこんな効果効能があります」なんて情報を鵜呑みにして頭で選ぶやつですね。そんなのぼせ上った頭で風呂に入る奴なんかあるかいっ!

気圧の変化で体調が悪化する理由

深海魚が一気に海底から海上に浮上するとどうなるか知っていますか?

パンパンに膨らむんです。テレビで見たことありますが、もう風船みたいになりますよね。

場合によっては破裂して死ぬこともあります。

深海にいけば行くほど水圧が高くなるので、魚のカラダもそれに押しつぶされないように、同等の体内圧力を保ちます。なので急に水圧の弱い所へ行くと、水圧に比べて膨張圧力が強くなりすぎてしまってこういう状態になるんです。

 

人間のカラダもこれと同じで、低気圧が近づいて雨が降ると、体内圧と大気圧のバランスが崩れて膨張圧優位になってしまうんですね。こんな時に呼吸が止まる癖がある人ほど、その人は「なんだか体調がよくない・だるい」なんて症状が出るのです。

なので「天気が悪いと調子が悪い」「雨の時に頭痛がする」なんていうかたはこういったことに注目すると面白いですね。

ちなみに、魚のお尻に鍼を刺してガス抜きすると、その魚は普通に泳げるようになるそうです。

わたし、魚に鍼を刺すことはできませんが、人体への鍼は得意ですので、ガス抜きが必要な方はご一報を♪

施術効果が長持ちしない理由

「施術してもらった直後は調子いいんですけど、何日かしたらまた症状が戻っちゃいました」

なんてやりとりが、現場ではよくあります。もしかしたら、慢性病で長く患っている方なんかもどこかの施術を受けた時に同じような経験があるかもしれません。

この「やってもらった後は調子いいんだけど、またすぐに元に戻っちゃうのよね~♪」という言葉。内心は、(もっと効果が長く続くように治療してくれなきゃ困るわよアナタ)という、言外のプレッシャー・・・もとい、ありがたき御言葉なわけです(笑)

でも、本当は治療の効果が少ないんじゃなくて、治療したその後の、呼吸の状態が悪かったからすぐに元に戻っちゃっている可能性だってあるんです。

もしこれを読んでいるあなたが何かしらの症状を患っていて、3カ所以上どこかの治療院に通った経験があり、しかもどの治療院も「最初は効いていたんだけど、どこも最初だけしか効果が無い」という結果を繰り返しているのであれば、それは治療家の腕が無いわけでも、あなたの症状が重症なわけでもなく、あなたがペットボトル以下だからなのかもしれません。息が止まっているだけなのかもしれません。

そんな時は、下のイラストを思い出して、それをイメージしながら生活してみてくださいね。

特別なストレッチや運動などをしなくても、膨張癖を改善させるだけで、流れを変えることは可能です。

だって、「動作」「所作」って、一日に何回すると思いますか?

立つ・座る・捻る・取る・引く・押す・書く・持つ・つかむ・・・挙げたらきりがありません。

それを24時間何千回何万回とそういう動作を繰り返しているわけです。何万回も息を止めていたものが、そのすべてにおいて呼吸のエラーが改善されたとしたら、何万回も体にとって楽なことをしているわけで、もうそれだけでぐんと体調が良くなると思いませんか?

ちなみに、人は1日にペットボトル2万本分の呼吸をするそうです。

というわけで。

「私、ペットボトル以下だわ」というあなたにはぜひ、呼吸の嗜みを身につけて頂いて、「人間」に昇格してもらいたいとおもいます♪

ー編集後記ー

ちょっと、、、長すぎましたね(笑) 長すぎて一息で読むのがつらい(笑) ちょっと要点をまとめておきます。

―この記事の要点―

息はとまらない。

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