眼は経絡を通じて各臓腑と密接に関連しているとされています。
これは臓腑の機能が失調すると眼にも影響するということです。
例えば、糖尿病の場合、網膜症や白内障、角膜障害など多くの眼科疾患を引き起こします。
反対に眼の病気も各臓腑に影響を及ぼします。
緑内障の発作時には、割れるような頭痛と悪心嘔吐などの全身症状を引き起こします。
ここからわかることは眼に症状が出ているからと言って眼だけ治療すればいいってもんじゃない、ってことですね。
眼と五臓六腑の関係
①眼と心の関係
「心は血脈を主り、諸々の脈は目に属す」
これは、心は全身の血脈を主り、脈中の血液は心気の推動作用によって全身をめぐり、のぼって目に行くということです。
目は血より栄養を受けなければ視覚の働きを維持できません。
<参考文献>
ほくと ◎通巻20号 眼と臓腑経絡の関係(1)堀内久子