このような症状でお困りではありませんか?
上記のような症状がある方は、病院と並行して当院の鍼灸施術を受けてみませんか?
顔面神経麻痺は時間との勝負といっても過言ではありません。
病院の治療と並行して鍼灸施術を受けてみませんか?
顔面神経麻痺は時間が経過するほど症状が改善するまでに時間がかかってしまう上に、後遺症が残りやすくなってしまいます。
鍼灸は病院でもらうお薬(ステロイドや抗ウイルス剤、ビタミン剤など)と並行して施術を行うことが可能です。
顔面神経麻痺診療ガイドライン2023
「弱く推奨する」と聞くとあまり効果がないでは?と思うかもしれませんが、改定前では「科学的根拠がないので、勧められない」と記載されていたくらいですので、これは大きな前進となりました。
当院の施術方針
顔面神経麻痺が改善するには2つのステップが必要だと考えています。
1つ目は顔面神経の炎症を抑えるということ。
2つ目は顔面神経へ栄養を十分に送ってあげるということです。
病院で顔面神経麻痺と診断された場合、炎症を抑えるためのステロイドや抗ウィルス薬の投与が始まることと思います。
ステロイドや抗ウィルス薬で炎症を抑えるのと同時に、顔面神経へ十分に栄養を届けてあげなくてはなりません。
では、栄養とはなにか。
「血液」です。
そこで鍼灸の登場です。顔面神経へ「血液」を送るために鍼灸がとても効果的なのです。
当院では顔の他に首、肩、背中、手、足にあるツボ使用します。
それは顔だけに刺鍼するよりも全身に刺鍼する方が顔面への血流を送るのに効果が高いからです。
首は特に重要で顔面神経麻痺の方は首や肩がひどく凝っていることが多いです。
首が凝っていると顔面への血流が障害されるためその状態が続くと顔面神経麻痺の改善が遅くなってしまうと考えています。
施術の頻度について
改善例
症状:顔面神経麻痺(左側)
回数:10回
頻度:週2回
週2回のうち1回はうつ伏せでの施術。もう1回は仰向けでの施術を行いました。
うつ伏せのときは首、肩、背中、肘、膝下のツボを使用しました。
特に麻痺側(左側)の首コリ、肩コリが強かったためうつ伏せ時はそのコリをとるような施術を行いました。
仰向けのときは顔、首、肘、膝下のツボを使用します。
神経の栄養である血液を顔面に届きやすくするような施術を行いました。
10回の施術で口角をあげる動作、ほうれい線の左右差、額のしわ寄せについてはほぼ通常に戻りました。
東洋医学の顔面神経麻痺に対する見方
■ 顔面神経麻痺の方の特徴
①望診
顔面に軽く浮腫が出ていることがある
②脈診
全体の脈は弦で緊張がある
左寸口は沈、弦、細
左関上は軽按して脈が感じられなく、重按して細で虚
左尺中は浮、弦、虚
右寸口は弦で有力
右関上は沈、濇(しょく)、細
右尺中は虚
③腹診
胸の中央に熱感がある心下急がある。つまり、不容から中脘にかけて筋のひきつりと抵抗があり、中脘を押すと詰まり感があり抵抗がでている。鼠経上部に圧痛がある。
■ 顔面神経麻痺に用いられる経穴
肺経:列欠
大腸経:二間、三間、合谷、偏歴、手三里、禾髎(かりょう)、迎香
胃経:承泣、四白、巨髎(こりょう)、地倉、大迎、頬車(きょうしゃ)、下関、頭維(ずい)、衝陽、内庭、厲兌(れいだ)
小腸経:天窓、天容、顴髎(けんりょう)、聴宮
膀胱経:睛明、攅竹、曲差、通天、絡却、肝兪、魄戸(はくこ)、膏肓(こうこう)
腎経:腹通谷
心包経:内関
三焦経:液門、翳風(えいふう)、耳門、和髎(わりょう)、糸竹空
胆経:瞳子髎(どうしりょう)、聴会、上関、頷厭(がんえん)、懸露(けんろ)、完骨、本神、陽白、風池、陽陵泉、陽輔
肝経:行間(こうかん)
督脈:筋縮、身柱、大椎、脳戸、強間、百会、神庭、素髎(そりょう)、水溝、兌端(だたん)、齦交(ぎんこう)
任脈:承漿
<参考文献>
漢方主治法総覧 池田政一編著
鍼灸の対象疾患
顔面神経麻痺は大きく分けると末梢性と中枢性のものがあり、中枢性は脳血管障害などによるもので鍼灸の適応外となります。
また、末梢性の中でもいくつか原因が分かれているのですが、当院の施術の対象となるのは「ベル麻痺」「ラムゼイハント症候群」になります。
日本では、毎年5万人以上が顔面神経麻痺を発症しているそうですが、この2つと外傷性麻痺だけで全体の8割程度を占めます。
また、この3つの治癒率は80~90%ですが、残りの10~20%は後遺症に悩まされることになるため、後遺症を軽減するためにも鍼灸施術をぜひ受けてみてはいかがでしょうか。
急性期
病院で炎症をおさえるステロイド薬とウィルスの増殖を抑える抗ウィルス薬の投与が開始されると思います。
薬物治療と並行し鍼灸施術を受けてください。
鍼灸は血流の改善が得意です。
当院では麻痺が起こっている顔に鍼をするだけでなく、首や肩の緊張をとるような施術を行い、「血液」の流れを良くすることで、表情筋の血行改善や顔面神経の回復を促します。
慢性期
病院での治療や鍼灸での施術により「ベル麻痺」「ラムゼイハント症候群」「外傷性麻痺」の治癒率は80~90%とされています。
残念ながら残りの10~20%の方は病的共同運動や表情筋の拘縮などの後遺症に悩まされることとなってしまいます。
ただ、後遺症が残るような重症な方でも鍼灸でできることはあります。
鍼灸施術を行うと、顔面のこわばり感や鈍い痛み、疲労感などが軽減されます。
このような顔面の感覚については薬では改善されにくいとされていますので、ぜひ鍼灸をご検討ください。
また、鍼灸施術のあとは表情筋のこわばりが軽減されていますので、マッサージや表情運動などのセルフケアもしやすくなります。
当院では自宅でできるセルフケアもお伝えいたしますので、お気軽にご相談ください。
顔面神経麻痺について
顔面神経麻痺とは、「顔が曲がってきた」「眼が閉じにくい」「飲み物が口からこぼれる」など顔の表情筋の動きが悪くなる病気です。
その原因の多くが、「ベル麻痺」「ラムゼイハント症候群」「外傷性麻痺」の3つで全体の8割程度を占めます。
「ベル麻痺」「ラムゼイハント症候群」はウィルス性のもので、ウィルスが膝神経節に潜伏していて風邪やストレス、体調不良などにより免疫力が低下したときにウィルスが再活性化することで神経炎が起こると考えられています。
また、「外傷性麻痺」は側頭骨が骨折しやすいため、内部を走行する顔面神経も損傷しやすいとされています。
顔面神経麻痺の原因として最も多いのは、「ベル麻痺」で約60%以上を占めています。
次に多いのは「ラムゼイハント症候群」で約20%を占めています。顔の麻痺の症状に加えて耳の痛みや耳鳴りなどの症状が多く出ます。
ラムゼイハント症候群のほうが重症化しやすく、改善しにくいことも特徴です。
顔面神経について
顔面神経は12ある脳神経の第7脳神経であり、顔の表情を作る表情筋を支配する神経です。
■顔面神経の主な役割
顔面神経は以下のような機能を持っています。
1.運動機能
・表情筋(眉を上げる、目を閉じる、口をすぼめるなど)の運動支配。
・アブミ骨筋(中耳にある小さな筋肉)の運動支配も行う。
2.感覚機能
・舌の前2/3の味覚(舌咽神経が後ろ1/3を支配)。
・外耳道の一部の皮膚感覚。
3.自律神経機能(副交感神経)
・涙腺、唾液腺(顎下腺・舌下腺)の分泌を調整。
脳幹を出た顔面神経は、耳の斜め下方にある骨性の顔面神経管を出た後、耳下腺を貫いて顔の側方から前面へと分岐し各筋肉に接続しています。
顔面神経管の入口側に膝のように折れ曲がった膝神経節がありますが、ここにウィルスが潜伏感染していて風邪やストレスなどにより免疫力が低下したときに再活性化して神経炎が起こると考えられています。
顔面神経管は骨性で狭いため神経炎によって腫脹すると絞扼され、表情筋麻痺を中心とした顔面神経の障害が生じます。
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