このような症状でお困りではありませんか?

代表的な症状
- 回転性めまい(グルグル回る感じ)
- 自分や周囲がグルグル回っているように感じる
- 吐き気や嘔吐を伴いやすい
- 浮動性めまい(フワフワする感じ)
- 地に足がついていないような不安定感
- 船に乗っているような揺れる感覚
- 立ちくらみ(起立性)
- 急に立ち上がった時にクラッとする
- 目の前が暗くなる、意識が遠のきそうになる
- めまいの方に付随する症状
- 吐き気・嘔吐
- 耳鳴り・耳の詰まり感・難聴
- 首や肩のこり
- 動悸・発汗

上記のような症状でお悩みではありませんか?
もし該当するものがあれば、鍼灸が有効です。
鍼灸では、めまいを引き起こしている 自律神経の乱れ・首肩の緊張・血流の滞り に働きかけます。
- 首肩の筋肉を緩めて、内耳への血流を改善
- 平衡感覚に関わる神経の働きを改善
- 自律神経のバランスを整え、身体の緊張をやわらげる

当院では全身のバランスを整えることで、“繰り返すめまい”を”根本から改善”へと導くことを目指します。


めまいのメカニズム
1. 首肩の筋肉の緊張と血流
- 首や肩の筋肉がこると、頭へ行く血流が妨げられます。
- 脳や耳の内耳(三半規管や前庭器官)は、血流にとても敏感。血流不足になると、平衡感覚を正しく保てず「フワフワ」「クラッ」といっためまいが出やすくなります。

鍼灸で首肩の緊張をゆるめる → 頭への血流が改善 → 耳や脳の働きが安定し、めまいの軽減につながります。
2. 平衡感覚に関わる神経の不調
- 私たちの平衡感覚は、
① 耳の内耳(三半規管)
② 目(視覚)
③ 足裏(体の位置を感じる感覚受容器)
この3つの情報を脳で統合して保たれています。


この情報のどこかに問題が生じると、脳が正しく処理できず「回転している」「揺れている」と感じてしまいます。
3. 自律神経の乱れ
- 自律神経は「血流・呼吸・内臓の働き・緊張とリラックスの切り替え」をコントロールしています。
- ストレスや疲労で交感神経(緊張モード)が優位になりすぎると、血管の収縮や内耳の循環不良が起こり、めまいにつながります。
- 自律神経が乱れると「動悸・吐き気・不安感」なども一緒に出やすくなります。

鍼灸で自律神経のバランスを整える → 血流や内耳の働きが安定し、めまいが軽くなります。
めまいと首コリの関係
首のコリとめまいの関わり
- 首は脳に血液を送る大事な通り道
- コリで血管が圧迫されると脳の血流が一時的に不足
- 自律神経が乱れて、耳の平衡感覚にも影響

その結果、「めまい」という形で体がSOSを出すんです。

当院でよく使用するツボ
- 首のツボ(天柱・風池)で血流改善
- 首のツボに加えて手足のツボで自律神経を整える


めまいと耳の関係
めまいの多くは「内耳」が関係

めまいの原因はさまざまですが、そのうちの一つに“内耳の異常”が関わっていることをご存じでしょうか。
内耳には、体のバランスを保つための 三半規管 や 前庭 があり、ここがうまく働かないと平衡感覚が乱れてめまいが起きやすくなるのです。

内耳の不調で起こるめまいの特徴

内耳の問題からくる代表的なのは次のようなめまいです。
- 急にグルグル回る(回転性めまい)
- 体がフワフワする(浮動性めまい)
- 立ち上がるとクラッとする(平衡感覚の乱れ)

めまいと一緒に耳鳴り・耳のつまり感を伴うこともあります。
なぜ内耳が不調になるの?

内耳の不調にはいくつか原因があるんです。
- 自律神経の乱れ → 内耳の血流が低下
- ストレス・疲労 → 平衡感覚が乱れる
- 気圧や天候の変化 → 内耳のリンパ液が増減しやすい
- 更年期・ホルモンの影響 → 自律神経が不安定になりやすい

めまいと目の関係
めまいと目って関係あるの?と思う方も多いですが、実は 視覚(目の働き) も大きく関わっているんです。
人間の体は、耳・目・足の感覚を総合して「今、自分がどの位置にいるか」を把握しています。

そのため、目の疲れや視覚情報の乱れは、めまいを悪化させる大きな原因となります。
平衡感覚を支える3つのセンサー
私たちがスムーズに立ったり歩いたりできるのは、次の3つの情報が脳に集まっているからです。
- 耳(前庭) … 体の傾きや回転を感知
- 視覚 … 周囲の景色を通じて体の位置や動きを確認
- 足裏の感覚(体性感覚) … 地面との接触や圧を感じ取る

この3つの情報がバランスよく働くことで、私たちはまっすぐ歩いたり、揺れる電車の中でも転ばずに立つことができるんです。

視覚とめまいのつながり
では、なぜ視覚が乱れるとめまいにつながるのでしょうか?
1. 視覚と耳の情報がズレる
- 目から入る情報と、耳からの平衡感覚が一致しないと、脳は混乱します。
- 例えば、車酔いや3D映像を見たときの気持ち悪さも「視覚と耳のズレ」が原因です。
2. 目の酷使による疲労
- スマホやパソコンを凝視し続けると、目の筋肉が緊張してピント調整がうまくいかなくなります。
- その結果、脳に送られる情報が不安定になり、めまいやふらつきが起こります。

3. 暗所や人混みでの不安定さ
- 暗い場所では視覚からの情報が減るため、耳や足の感覚に頼らざるを得ません。
- その際に耳や首に不調があると、バランスが崩れやすくなります。

目からの情報が減ると、他の感覚の負担が増えます。耳や首の緊張とあわせて整えることが、めまい改善につながるんです。
めまいと足裏の関係
メカノレセプターって?
メカノレセプターとは、機械的な刺激(圧・振動・引っ張り・ねじれなど)を感じ取る感覚受容器 の総称です。
足裏にも多く存在し、私たちが「立っている感覚」や「どちらに傾いているか」を脳に伝える大事なセンサーの役割をしています。
代表的なメカノレセプターは以下のように分けられます:
- メルケル盤:持続的な圧を感知(足裏で接地感を得る)
- マイスナー小体:振動や軽いタッチを感知(床の細かな揺れをキャッチ)
- パチニ小体:強い圧や速い振動を感知(地面の変化に即応)
- ルフィニ終末:皮膚の伸び・張力を感知(姿勢の安定に関与)


特に足の裏のメカノレセプターは、歩行や立位の安定に直結しており、これが鈍くなると「ふらつき」「めまい感」が起こりやすくなります。
メカノレセプターとめまいの関係
足裏のメカノレセプターは接地状態・重心のズレを感知します。
しかし、加齢や長時間の靴生活、運動不足により足裏の感覚が低下すると、メカノレセプターが正しく働かなくなる可能性があります。。

結果、脳が誤った情報を受け取り「地面が揺れるような感覚=めまい」を感じることがあるのです。

足裏へのアプローチ
鍼灸では「首」や「耳」だけでなく「足」にも注目します。
- 足裏のツボ(湧泉や失眠のちかく)にお灸 → 足裏の感覚を活性化
- かかと付近のツボに鍼 → メカノレセプターの感受性を向上

こうしたアプローチにより、足の情報の統合をスムーズにし、めまいを軽減 することを目指します。
鍼灸でのアプローチ
めまいは脳や耳の病気が隠れていることもあるため、まずは医療機関での検査が必要です。
ただ、検査で異常がない場合でも、首や肩の緊張、自律神経の乱れ、血流の滞りなどが背景にあることが多いんです。
鍼灸は、そうした“体の不調の根本”に働きかけることができます。
鍼灸で期待できる効果
- 首肩の緊張をやわらげる
→ 血流が改善し、頭部や耳への循環がスムーズに。 - 自律神経のバランスを整える
→ 緊張や不安をやわらげ、めまいの背景にあるストレスも軽減。 - 全身の血流を改善
→ 足の冷えや倦怠感、胃腸の不調も整え、めまいを起こしにくい体質へ。

めまいの原因は一人ひとり違うので、その方のお体に合わせてアプローチしていきます。
ご来院をお考えの方へ
めまいは放っておくと、回復に時間がかかってしまいます。
病院で検査を受けても原因がはっきりしない場合や薬で改善しない場合に、鍼灸がお役に立てます。
全身のバランスを整えながら、繰り返すめまいを根本から改善していきましょう。
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