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【専門解説】その腱鞘炎、実は首からきているかも?

〜見落とされがちな“首と手”の深いつながり〜

手首や指の痛みで悩まされる「腱鞘炎」。

多くの人は「使いすぎ」「スマホやPC作業のせい」と考えがちです。
しかし実際には、首の緊張や姿勢不良が、腱鞘炎を引き起こす隠れた原因になっていることもあります。

● 首の緊張が“末端”に影響する理由

▶ 首の筋肉・神経の流れと腕のつながり

  • 首〜肩〜腕〜手首は、神経・筋膜・血流で一本の連動したラインです。
  • 特に「頸椎(けいつい)」から出る**神経(腕神経叢)**は、手の動き・感覚をコントロールしています。

▷首がこると…

  • 頚椎が圧迫され、腕や手の神経・血流が低下
  • 手指の動きが悪くなり、腱や筋肉が疲労しやすくなる
  • 結果 → 腱鞘炎が発症・慢性化することがある

● 姿勢(猫背・ストレートネック)も悪影響

  • 頭が前に出る(スマホ首)
  • 肩が内巻きになり、首〜肩〜腕の通り道が狭くなる
  • 手首・指に余計な負担がかかり、腱鞘炎が悪化

🔶【鍼灸でのアプローチ】

“手首の痛み”でも“首・肩”から診る理由

腱鞘炎の方に対して、当院では以下のポイントを評価・治療します:

  • 頚椎の可動性や筋肉の緊張(後頭下筋・肩甲挙筋・斜角筋など)
  • 肩関節・肩甲骨の動き
  • 手首〜前腕の炎症や緊張状態

■ よく使うツボ:

ツボ名所在部位効果
天柱(てんちゅう)・風池(ふうち)首の後ろ後頭部・首の緊張を緩める
肩井(けんせい)肩中央首〜肩〜腕の流れを改善
合谷(ごうこく)手の甲首・手の両方に有効
曲池(きょくち)・手三里(てさんり)肘の外側腕〜手の血流改善・炎症調整

🔶まとめ:腱鞘炎=手首だけの問題じゃない!

一般的な考え実際の体のつながり
手の使いすぎが原因姿勢・首の緊張・神経の圧迫も関係
手首のケアだけで治る首・肩・全身の連動調整が必要
冷やして安静にすればOK血流と神経の通りを整える必要がある

▶こんな方は要チェック!

  • 腱鞘炎が長引いてなかなか治らない
  • 首こり・肩こりもある
  • スマホ・PC作業が多く、姿勢が崩れやすい
  • 手指だけでなく、腕〜首まで違和感を感じる

▶当院の鍼灸では

「痛みの場所」だけでなく「原因となっているつながり」に着目。
首〜肩〜腕〜手首まで、全体の流れを整える鍼灸治療を行っています。

お気軽にご相談ください。

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048-762-9061
受付時間:8:45~18:45
休診日:月・木

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