──「顔が動かない…」と不安になったら、まず知っておきたいこと
突然、顔の片側が動かない!?
朝起きて鏡を見ると、「まぶたが閉じにくい」「口元から水がもれる」……そんな症状に気づいて驚いた、という方が少なくありません。
これは「顔面神経麻痺」と呼ばれる状態で、顔の表情をつくる**顔面神経(第七脳神経)**に障害が起きていることが原因です。
顔面神経麻痺って、どんな病気?
顔面神経麻痺は、大きく分けて次の2つがあります。
● ベル麻痺(Bell’s palsy)
原因不明(ウイルスや血流障害が関係すると言われています)で、突然顔の半分が動かなくなるタイプです。
● ハント症候群(Ramsay Hunt syndrome)
水ぼうそうのウイルスが再活性化して起こるもので、耳の痛みや発疹を伴うことが多いのが特徴です。
お薬や安静だけで大丈夫?
──鍼灸という選択肢
医療機関では、ステロイドや抗ウイルス薬、ビタミン剤が処方されることが多いですが、「薬だけではなかなか改善しない」「回復が遅い」と感じる方もいます。
そこで注目されているのが、鍼灸によるサポート治療です。
鍼灸でどんな効果があるの?
✔ 血流を促進して神経の修復を助ける
顔の血行を良くし、傷ついた神経の修復をサポートします。
✔ 表情筋のこわばりや萎縮を防ぐ
動かしにくくなった筋肉の柔軟性を保ち、リハビリ的な効果も期待できます。
✔ ストレスや自律神経のバランスを整える
顔面神経麻痺は、ストレスや疲労が引き金になることも多いため、全身調整も効果的です。
いつから鍼灸を受ければいいの?
できるだけ早い時期に始めるのが理想的です。
ただし、慢性期に入ってからも、「顔の違和感が残る」「つっぱり感がある」などの後遺症に対して、鍼灸は有効です。
まとめ:顔の不調に気づいたら、まず相談を
顔面神経麻痺は、早期に正しい対処をすることで、後遺症を防ぎやすくなります。
当院では、西洋医学的な知見と東洋医学の両面からアプローチし、一人ひとりの回復をサポートしています。
「こんなことで相談していいのかな?」と思わず、気軽にお問い合わせくださいね。
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