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【特集】自律神経と神経痛の意外な関係

― 痛みの根っこに“神経の誤作動”がある? ―

✔ 痛みがあるのに、検査では異常なし
✔ 天気や気圧、ストレスで神経痛が悪化する
✔ 痛み止めを飲んでも効きにくい
✔ 「神経痛は年齢のせい」と言われ、あきらめている…

これらの症状、実は「自律神経の乱れ」が関係しているかもしれません。
本記事では、神経痛と自律神経のつながり、そして鍼灸による根本的なケアについて専門的に解説します。


■ 神経痛とは?なぜ“原因不明の痛み”が起こるのか

神経痛とは、神経が刺激・炎症・圧迫されることで起こる“しびれやピリピリした痛み”の総称です。
坐骨神経痛、肋間神経痛、三叉神経痛などが代表的です。

しかし中には、レントゲン・MRIでも明確な異常が見つからず、
「痛みの原因がわからない」「ストレスのせいかも」と言われてしまうケースも…。

その背後にあるのが、“自律神経のバランスの乱れ”による神経の誤作動です。


■ 自律神経と“痛み”の意外な関係

◎ 自律神経とは?

自律神経は、体温・血圧・内臓・ホルモン・免疫・血流などを無意識にコントロールしている神経系で、
交感神経(緊張・活動)と副交感神経(休息・回復)から成り立っています。

◎ 痛みにどう関係するのか?

  • 交感神経が過剰に優位になると、神経が過敏になりやすい
  • 血流が悪くなり、末梢神経に十分な酸素・栄養が届かない
  • 炎症や発痛物質が排出されにくくなり、**“痛みが長引く体質”**に
  • ストレスで脳が「痛み」を過剰に感知してしまう(中枢性感作)

つまり、「神経痛=神経だけの問題」ではなく、“神経を取り巻く環境全体”が関わっているのです。


■ 鍼灸で整える「神経」と「自律神経」のバランス

鍼灸は、筋肉や神経の深部にアプローチしつつ、自律神経を調整する数少ない自然療法です。

鍼灸による効果的なアプローチ:

施術ターゲット主な効果
神経の走行部位(坐骨神経・肋間神経など)局所の緊張を緩めて圧迫を解除
頚部周辺のツボ頑固なコリの緩和、自律神経の調整
手足の遠隔ツボ(合谷・太衝・足三里など)全身の気血の巡り改善、痛み物質の排出促進
背部兪穴肝・腎・脾などの滋養・代謝機能を高める

よく使う経穴(ツボ):

  • 合谷・太衝・三陰交:ストレス緩和・神経過敏の抑制
  • 志室・腎兪:神経機能の土台を強化
  • 風池・天柱:首の緊張をゆるめ、自律神経系統を安定
  • 陽陵泉・承山・殷門:坐骨神経などの経路に沿ったアプローチ

■ こんな方に鍼灸はおすすめ

  • 検査では異常なし、それでも痛みやしびれがある
  • 神経ブロックや薬でも改善せず、再発を繰り返している
  • ストレスや気圧変化で痛みが悪化しやすい
  • 背中や首が常にこっていて、自律神経の乱れを感じる
  • 眠りが浅く、朝から体がだるい

■ まとめ|“神経そのもの”よりも“神経の環境”を整える

神経痛は、単に神経が圧迫されているだけではなく、自律神経の不調や血流の悪化、ストレスが複雑に絡み合って発生しています。

だからこそ、鍼灸で「神経の興奮」「筋肉の緊張」「自律神経のバランス」を同時に整えることが、
再発しにくい体づくりにつながるのです。

「どこへ行っても良くならなかった痛み」に悩む方こそ、一度ご相談ください。

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