難聴・耳鳴りと聞くと「耳そのものの問題」と考えられがちです。
しかし、東洋医学では 腎は耳と関係が深い臓器 とされており、腎の経絡は足裏からかかとの周辺を通って全身を巡ります。
つまり「耳の不調」と「足の状態」には密接なつながりがあるのです。
「最近、耳の聞こえにくさがあるんですが、鍼灸では耳周辺を施術するんでしょうか?」

よしだ
東洋医学では「腎は耳に開竅(かいきょう)する」※といわれ、腎と耳は密接に関係していると考えられているんですよね。
そこで腎経の経絡のはじまりである足裏やかかと周辺のツボを使用することが多いんです。
開竅する:詰まった穴の通りをよくすること
かかとと腎の関係
腎経は足裏の「湧泉(ゆうせん)」から始まり、かかとの周囲を通って下肢を上行し、鎖骨付近に達します。
そのため、かかとが硬い・冷える・痛むといったサインは、腎経の流れが滞っていることを示す場合があり、耳の不調にも影響します。

「かかとが冷えると耳にまで影響があるなんて驚きです。」

よしだ
はい。だから鍼灸では耳そのものだけでなく、かかと周囲や足のツボも一緒に整えていくんです。
鍼灸でのアプローチ
鍼灸では耳と同時に足のツボを用います。
- 湧泉(ゆうせん) …足裏の中心、腎経の始まり。
- 太溪(たいけい) …内くるぶしとかかとの間。腎経の要穴で耳症状にもよく用いる。


「耳のツボだけじゃなく、足やかかとも治療するんですね。

よしだ
そうなんです。耳の不調は体全体のバランスの乱れから来ていることが多いので、
“耳+かかと”の両方を整えるのがポイントなんです。
まとめ
- 難聴・耳鳴りは耳だけでなく かかと(腎経) とも深い関わりがある
- 鍼灸では耳と同時にかかとや足裏のツボを整え、全身から耳の回復をサポートする
- 足の状態をみることで、耳の症状改善につながる

よしだ
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