耳鳴りは耳だけの問題ではない
「キーン」「ジー」と鳴り続ける耳鳴り。
耳の中だけが原因と思われがちですが、実は 顎(あご)の不調 が関係していることがあります。

よしだ
特に「顎関節症」や「噛みしめ・歯ぎしり」がある方は、耳鳴りや耳の閉塞感を訴えるケースが多く見られます。
顎と耳はすぐ隣同士
顎関節(がくかんせつ)は、耳のすぐ前にあります。
そのため、顎の筋肉がこわばったり、関節がずれてしまうと、周囲の神経や血管に影響を及ぼしやすいのです。
- 筋肉の緊張:咬筋や側頭筋がこわばると、耳周囲の血流が悪化
- 神経の圧迫:顎関節のズレが耳の神経に刺激を与える
- 血流の滞り:耳の内耳への循環が悪くなり、耳鳴りや耳の詰まり感が出やすい

よしだ
「耳の奥で響く感じがする」「顎が疲れると耳鳴りも悪化する」というのは、この仕組みによります。
噛みしめ・歯ぎしりと耳鳴り
ストレス社会では「無意識の食いしばり」が増えています。
顎の筋肉が常に緊張していると、耳周囲の循環が滞り、耳鳴りや頭痛の原因になります。

よしだ
特に寝ている間の歯ぎしりは、自分では気づかないうちに耳への負担を強めています。
鍼灸でできること
鍼灸では「耳」と「顎」の両方にアプローチしていきます。
- 顎周囲のツボ
→ 下関(げかん)などで顎関節の緊張を緩める - 耳周囲のツボ
→ 翳風(えいふう)などで耳の血流を改善 - 全身調整
→ 首肩や自律神経のバランスを整えることで、耳鳴りの根本改善を目指す


まとめ
- 耳鳴りは顎(顎関節症や噛みしめ)と深く関係している
- 顎の緊張が耳の神経や血流に影響し、耳鳴りを悪化させることがある
- 鍼灸では顎と耳の両方にアプローチし、自律神経も含めて全身を整えることで改善をサポートできる

よしだ
「耳が鳴るから耳だけ」ではなく、 顎をゆるめることが耳鳴り改善のカギ になる場合があります。
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