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【専門解説】めまいと足裏の関係|メカノレセプターって?

メカノレセプターとは?

メカノレセプターとは、機械的な刺激(圧・振動・引っ張り・ねじれなど)を感じ取る感覚受容器 の総称です。

足裏にも多く存在し、私たちが「立っている感覚」や「どちらに傾いているか」を脳に伝える大事なセンサーの役割をしています。

代表的なメカノレセプターは以下のように分けられます:

  • メルケル小体:持続的な圧を感知(足裏で接地感を得る)
  • マイスナー小体:振動や軽いタッチを感知(床の細かな揺れをキャッチ)
  • パチニ小体:強い圧や速い振動を感知(地面の変化に即応)
  • ルフィニ終末:皮膚の伸び・張力を感知(姿勢の安定に関与)
医歯薬出版株式会社 生理学 公益社団法人 東洋療法学校協会編 内田さえ 原田玲子 他著
よしだ
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特に足の裏のメカノレセプターは、歩行や立位の安定に直結しており、これが鈍くなると「ふらつき」「めまい感」が起こりやすくなります。


メカノレセプターとめまいの関係

めまいは耳(内耳の前庭器官)だけの問題ではありません。
バランスを保つには 三つの情報 が必要です:

  1. 耳(前庭器官) …頭の位置や動きを感知
  2. …景色の動きをキャッチ
  3. 足裏のメカノレセプター …接地状態・重心のズレを感知

この3つの情報を脳で統合することで、まっすぐ立ち、安定して歩くことができます。

しかし、加齢や長時間の靴生活、運動不足により足裏の感覚が低下すると、メカノレセプターが正しく働かなくなります。

よしだ
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結果、脳が誤った情報を受け取り「地面が揺れるような感覚=めまい」を感じることがあるのです。


鍼灸でのアプローチ

鍼灸では「耳」だけでなく「に注目します。

  • 足裏のツボ(湧泉や失眠のちかく)にお灸 → 足裏の感覚を活性化
  • かかと付近のツボに鍼 → メカノレセプターの感受性を向上
  • 首・肩の緊張をゆるめる → 耳への血流を改善
よしだ
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こうしたアプローチにより、耳・目・足の情報の統合をスムーズにし、めまいを軽減 することを目指します。


まとめ

  • メカノレセプターは体の「位置センサー」
  • 特に足裏の受容器がバランス保持に重要
  • 働きが鈍るとめまい・ふらつきの原因に
よしだ
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鍼灸は耳と同時に足裏の感覚を整え、体全体のバランスを安定させます。

めまいでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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