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【コラム】視覚とめまいの関係 〜目の疲れがふらつきを招く理由〜

めまいというと「耳の病気」といったイメージを持つ方が多いですが、実は 視覚(目の働き) が大きく関わっていることをご存じでしょうか。

人間の体は、ただ耳だけでバランスを取っているのではなく、耳・目・足の感覚を総合して「今、自分がどの位置にいるか」を把握しています。

よしだ
よしだ

そのため、目の疲れや視覚情報の乱れは、めまいを悪化させる大きな原因となります。


平衡感覚を支える3つのセンサー

私たちがスムーズに立ったり歩いたりできるのは、次の3つの情報が脳に集まっているからです。

  1. 耳(前庭) … 体の傾きや回転を感知
  2. 視覚 … 周囲の景色を通じて体の位置や動きを確認
  3. 足裏の感覚(体性感覚) … 地面との接触や圧を感じ取る
よしだ
よしだ

この3つの情報がバランスよく働くことで、私たちはまっすぐ歩いたり、揺れる電車の中でも転ばずに立つことができるんです。


視覚とめまいのつながり

では、なぜ視覚が乱れるとめまいにつながるのでしょうか?

1. 視覚と耳の情報がズレる

  • 目から入る情報と、耳からの平衡感覚が一致しないと、脳は混乱します。
  • 例えば、車酔いや3D映像を見たときの気持ち悪さも「視覚と耳のズレ」が原因です。

2. 目の酷使による疲労

  • スマホやパソコンを凝視し続けると、目の筋肉が緊張してピント調整がうまくいかなくなります。
  • その結果、脳に送られる情報が不安定になり、めまいやふらつきが起こります。

3. 暗所や人混みでの不安定さ

  • 暗い場所では視覚からの情報が減るため、耳や足の感覚に頼らざるを得ません。
  • その際に耳や首に不調があると、バランスが崩れやすくなります。

「暗い映画館や街灯の少ない夜道を歩いていると、フラフラして怖くなるんです」

よしだ
よしだ

目からの情報が減ると、他の感覚の負担が増えます。耳や首の緊張とあわせて整えることが、めまい改善につながるんです


鍼灸でできるサポート

鍼灸では、視覚と平衡感覚の連携を整えるために、次のような施術を行います。

  • 目の疲れを和らげるツボ(攅竹・太陽など)で視覚をサポート
  • 首・後頭部のツボ(風池・天柱など)で耳と目の連携を調整
  • 足のツボ(涌泉・太渓など)で足の感覚を高め、安定感を強化

まとめ

視覚は平衡感覚を保つうえで欠かせない役割を担っています。
しかし、現代社会ではスマホやパソコンで視覚を酷使しがちで、その結果「めまい・ふらつき」に悩む方が増えています。

よしだ
よしだ

鍼灸で全身のバランスを整えながら、日常生活で目をいたわることが、めまいの改善と予防につながります。

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