顔面神経麻痺というと「顔だけの問題」と思われがちですが、実は手や足のツボとも深い関わりがあります。
特に「解溪(かいけい)」「陽渓(ようけい)」というツボは、顔の回復をサポートする上で重要です。
解溪(かいけい)とは?
- 足首の前面、足の甲と足首の境目にあるツボ
- 胃経に属し顔面部を通ります
- 東洋医学では「顔と胃経のつながり」を利用して、顔の麻痺やけいれんに応用されます

よしだ
顔のトラブルでも足首のツボを使うのは、一見不思議に思われるかもしれませんが、経絡の流れを考えると理にかなっているんですよ。


陽渓(ようけい)とは?
- 手の甲側、親指と人差し指の骨の間にあるツボ(手首寄り)
- 大腸経に属し、経絡は顔面(特に口・鼻・目の周囲)を通ります
- 顔面神経麻痺に用いることで、口角やまぶたの動きをサポートします
「顔の治療なのに、手首や足首にも鍼をしてもらうんですね」

よしだ
顔に直接刺激するだけでなく、手足のツボから神経や筋肉の回復を後押しできるのが鍼灸の特徴なんです。


解溪・陽渓と顔のつながり
- 解溪(胃経) → 顔面部の筋肉や神経に影響
- 陽渓(大腸経) → 頬や口周囲の表情筋に影響
- 両方を組み合わせることで、顔の動きや感覚の回復をバランスよく促すことができます
鍼灸での活用
顔面神経麻痺の治療では、
- 顔の局所(迎香・地倉・陽白など)
- 首や後頭部(風池・天柱など)
- そして手足の要穴(解溪・陽渓など)
を組み合わせて全体を調整するのが効果的です。
まとめ
顔面神経麻痺の改善には、顔だけでなく手足のツボからのアプローチも重要です。

よしだ
解溪や陽渓といったツボを用いることで、神経と筋肉の回復を全身的にサポートし、自然な表情を取り戻すお手伝いができます。
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