「体の不調はどこから始まるのか?」という問いに対して、臨床の現場では首・腰 → 下半身 → 上半身 → 自律神経という流れで不調が進むケースが多く見られます。
1. 首と腰 ― 体の要から崩れる
首と腰は「体のかなめ」。
- 首:頭部を支え、脳へ血流や神経をつなぐ重要なポイント。
- 腰:上半身と下半身の連結部で、姿勢や歩行に直結。

よしだ
ぎっくり腰や寝違えは20~30代の方でも多く発症しています。
2. 下半身の不調
首や腰に負担が続くと、バランスを取ろうとして下半身(股関節・膝・足首)に影響が出ます。
- 歩き方のクセ
- 筋力低下
- 血流やリンパの滞り

よしだ
これらが重なることで、冷えやむくみ、股関節痛や膝痛などが現れやすくなります。
3. 上半身の不調
次に出てくるのが五十肩・腱鞘炎・腕や手のしびれなどの上半身症状です。
下半身の歪みをかばうようにして猫背や巻き肩になり、呼吸が浅くなることもあります。

よしだ
この段階では「症状の出ているところだけ施術しても良くならない」という方が特に多くなります。
4. 自律神経の乱れへ
首腰 → 下半身 → 上半身と負担が積み重なると、最後に自律神経の乱れが目立ってきます。
- 不眠
- 動悸
- めまい
- 耳鳴り
- 消化器症状

よしだ
これは、姿勢の乱れや筋緊張が常に「体のストレス」となり、交感神経・副交感神経の切り替えに支障をきたすためです。
鍼灸でできること
当院では「症状が出ている場所だけでなく、その順番や背景を考えて施術する」ことを重視します。
- 首腰 → 下半身 → 上半身の流れを意識し、全身をつなげて調整
- ツボを用いて筋肉の緊張緩和と血流改善
- 自律神経の働きを整え、体をリラックスした状態に
💡 まとめ
体は「首腰 → 下半身 → 上半身 → 自律神経」という順番で悪くなることが多いです。

よしだ
症状の出ている場所だけでなく、根本的なつながりを考えて施術することが改善の近道となるんです。
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