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【コラム】プロスタグランジンと鍼灸|自然な痛みのコントロールを目指して

プロスタグランジンとは?

プロスタグランジンは、体内で炎症や痛み、発熱などの反応に関与する「生理活性物質」の一種です。

細胞膜に存在する脂肪酸(アラキドン酸)から作られ、痛みや炎症を促す働きを持つものや、血流を調整するものなど、さまざまな役割を担っています。

よしだ
よしだ

たとえば、怪我をしたときに腫れたり、熱を持ったりするのは、このプロスタグランジンの働きによるものです。


鍼灸とプロスタグランジンの関係

近年の研究では、鍼刺激がプロスタグランジンの産生を調整する可能性があることが報告されています。

  • 鍼刺激により、炎症部位でのプロスタグランジン生成が抑制される
  • 痛みや腫れの軽減が期待できる
  • 血流を改善するタイプのプロスタグランジンを増やす働きもある
よしだ
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つまり、鍼灸は「余分な炎症を鎮め、必要なところの血流をを促す」という自然なバランス調整を行う可能性があるのです。


臨床での応用

鍼灸院で実際に見られる症状としては、

  • 慢性的な肩こりや腰痛
  • 月経痛(生理痛)
  • 関節炎などの慢性炎症性疾患

などにおいて、プロスタグランジンの抑制作用が関与していると考えられています。

よしだ
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また、鎮痛剤(NSAIDs)もプロスタグランジンの生成を抑える作用を持ちますが、鍼灸では副作用が少なく、体の自然治癒力を活かす点で大きな違いがあります。


まとめ

プロスタグランジンは「痛みや炎症のカギ」を握る重要な物質です。

よしだ
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鍼灸は、この物質の働きを自然にコントロールすることで、薬に頼らない健康管理をサポートします。

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