坐骨神経痛は「下半身の痛み」だけではない
坐骨神経痛は、腰から足にかけての痛み・しびれが主な症状ですが、実は上半身にも悪影響を及ぼします。
その根本的な原因のひとつが、「腰や骨盤の土台が崩れる」ことです。
体は家と同じで、土台が歪むと上の構造物も傾きます。


腰や骨盤のバランスが崩れると、背骨のカーブや肩の高さも変わり、結果的に肩・背中・手首などの不調へとつながるのです。
上半身の悪影響
① 猫背・巻き肩・姿勢の乱れ
痛みをかばって体を前かがみにしたり、片足重心で立つ癖がつくと、背骨全体のS字カーブが失われ、猫背や巻き肩が進行します。
これが肩こりや首の張り、頭痛の原因になります。

② 呼吸が浅くなり、疲れやすくなる
猫背姿勢によって胸が圧迫され、呼吸が浅くなります。
酸素の取り込みが減ると、体が疲れやすくなり、集中力も低下します。
③ 自律神経のバランスが乱れる
腰や骨盤のゆがみが続くと、体幹の緊張が取れず、交感神経が優位になります。
その結果、不眠・頭痛・肩こり・冷えなど、全身の不調を引き起こすことがあります。
④ 左右アンバランスな肩こりや背中の張り
坐骨神経痛が片側に出ている場合、無意識に痛みをかばう姿勢を取るため、反対側の肩や背中に負担がかかります。これが「全身のゆがみの連鎖」を生む原因です。
鍼灸で全身バランス調整
鍼灸では、腰やお尻の痛みだけでなく、「上半身のバランス」にも着目します。
特に背中のツボを使い、背中から骨盤にかけての筋緊張を緩め、体の土台を整えることを目的とします。
「腰や骨盤の土台を正しく整える」ことが坐骨神経痛改善の第一歩と考えています。
日常で意識したいポイント
- 長時間の同じ姿勢を避ける
- 軽いストレッチで腰・背中の柔軟性を保つ
- 深呼吸を意識して、体幹の緊張をほぐす

これらを続けることで、「腰や骨盤の土台の安定」が取り戻され、上半身の不調も軽減します。
まとめ
坐骨神経痛は下半身の痛みだけでなく、「腰や骨盤の土台が崩れる」ことで、
上半身の姿勢・筋肉・自律神経にまで悪影響を及ぼします。

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