女性の体は、ホルモンの波が大きく影響しています。
その中で、エストロゲンと並ぶ大切な存在がプロゲステロン(黄体ホルモン)です。
「生理前になるとイライラする」
「眠気が強い」
「むくみやすい」
こうした変化は、プロゲステロンの働きが関係しています。
「生理前になると気分が落ち込んだり、肌が荒れたりします…」

それはプロゲステロンの影響ですね。
ホルモンの波が乱れると、自律神経や血流にも変化が起きるんです。
プロゲステロンとは?
プロゲステロンは、排卵後に卵巣の「黄体」から分泌されるホルモンで、妊娠を維持するための環境づくりを担っています。
- 体温を上げる(基礎体温の高温期)
- 子宮内膜を厚く保つ
- 体内の水分バランスを変える
- 心を落ち着かせる作用

しかし、ホルモンの波が乱れたり、ストレスや睡眠不足が重なると、プロゲステロンがうまく働かず、次のような症状が出やすくなります。
プロゲステロンの乱れで起こる不調
- 生理前のイライラ、落ち込み(PMS)
- むくみ・便秘・眠気
- 肌荒れ・ニキビ
- 頭痛・肩こり・腰痛
- 眠りが浅い
鍼灸で整える
「ホルモンのリズム」
鍼灸は、ホルモンの分泌をコントロールしている自律神経系と視床下部に働きかけます。
つまり、直接ホルモンを増減させるのではなく、“指令の出し方”を整えるアプローチです。
🔸① 自律神経を整える
プロゲステロンの急激な変動は、自律神経を不安定にさせてしまうことがあります。
そのため、眠りが浅くイライラしやすくなります。
鍼灸では「百会」「三陰交」などを使い、自律神経のバランスを整え、心身を落ち着かせます。


🔸② 血流を改善してホルモンの通り道をスムーズに
骨盤内の血流が悪いと、卵巣・子宮の働きが低下します。
鍼灸で「気海」「関元」など下腹部のツボに刺激を与えると、骨盤内の循環が改善し、ホルモンの伝達がスムーズになります。


🔸③ ストレスホルモンを抑えてホルモンバランスを安定
強いストレスは、副腎皮質からのコルチゾール分泌を増やし、結果的に性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の分泌を抑えます。

鍼灸刺激は「セロトニン」や「エンドルフィン」を分泌させ、ストレスホルモンを抑制。
ホルモンバランスを穏やかに保ちます。
「鍼を続けていたら、生理前のイライラが軽くなって、肌の調子も良くなりました!」

ホルモンバランスが整ってくると、体も心も自然と軽く感じるようになりますよ。
まとめ:ホルモンの波と上手に
付き合う
プロゲステロンの乱れは、「体のサイクルを見直すタイミング」を教えてくれるサインでもあります。
鍼灸で自律神経・血流・ホルモン軸を整え、心地よく過ごせる体を取り戻しましょう。

「ホルモンは心と体のリズム」
鍼灸はそのリズムを穏やかに整える施術法です。
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