― 自律神経を整える新しい視点 ―
東洋医学の代表的なツボのひとつ「足三里(あしさんり)」。
昔から「長寿のツボ」と呼ばれ、胃腸の調子を整える、疲労回復、免疫力アップなどの効果が知られています。

よしだ
近年では、「微弱電流」を用いてこのツボを刺激することで、迷走神経に作用し、自律神経のバランスを整える効果が注目されています。
足三里とは?
足三里は、膝のお皿の下から指4本分下がった位置、すねの少し外側にあるツボです。
胃腸の経絡(足の陽明胃経)上にあり、消化機能をサポートするほか、全身の気血の巡りを良くするとされています。

微弱電流刺激とは?
微弱電流刺激とは、非常に弱い電流を流して、神経や筋肉を穏やかに活性化させる方法です。
鍼灸治療でも「低周波鍼通電療法」としてよく使われています。

よしだ
痛みはほとんどなく、むしろ「じんわりと温かくなる」ような感覚です。
足三里刺激と迷走神経のつながり
迷走神経は、脳幹から内臓にまで広がる神経で、副交感神経の代表格。
ストレスを和らげ、心拍数を下げ、消化を促す働きがあります。
最近の研究では、
- 足三里の微弱電流刺激によって迷走神経が間接的に活性化される
- その結果、心拍変動が改善し、リラックス状態が増す
- ストレス関連ホルモンの分泌が減少する
といった報告も見られます。

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つまり、「足三里への電気刺激」は、体を穏やかに副交感神経モード”へ導くことが期待できるのです。
🔍 まとめ
足三里への低電流刺激は、
- 胃腸の働きを整える
- ストレスを軽減する
- 迷走神経を介して自律神経バランスを整える
という「東洋と西洋の融合的アプローチ」です。

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現代人のストレスケアや、自然な健康維持法として注目すべき方法といえるでしょう。
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