結論から言うと、
坐骨神経痛が原因で膝に痛みが出ることは“よくあります”。

よしだ
ただし、膝そのものに原因があるケースも多いため、両方を丁寧に見分けることが大切です。
① 坐骨神経痛とは?
お尻〜太もも〜膝の裏~足の裏にかけて伸びる「坐骨神経」が圧迫され、
- 足のしびれ
- 痛み
- 重だるさ
などが出る症状です。
原因は主に
- 腰椎ヘルニア
- 脊柱管狭窄症
- 梨状筋症候群(お尻の筋肉が神経を圧迫)
など。
② 坐骨神経痛が膝痛を引き起こすケース
✔ パターン1:太ももの筋肉が固くなり膝に負担がかかる
坐骨神経痛で太もも(特に裏側)に力が入りにくくなると、
前側の筋肉(大腿四頭筋)が過剰に働き、膝への負担が増えます。

よしだ
結果として膝の痛みに発展します。
✔ パターン2:歩き方が変わり、膝に負担
坐骨神経痛があると
- かばった歩き方
- 片足への偏り
が起こり、結果的に膝を痛めやすくなります。
③ 逆に「膝が悪くて」坐骨神経痛が出ることも?
膝が痛いため
- 歩き方が変わる
- 片足に体重をかける
- 骨盤がゆがむ

よしだ
これらが重なると、お尻や腰に負担が集中し、坐骨神経痛が出ることもあります。
④ 坐骨神経痛が原因の膝痛の見分け方チェック
以下の症状に当てはまれば、坐骨神経痛由来の膝痛の可能性が高いです。
- 膝だけでなく太もも・お尻に痛みやしびれがある
- 座っていると太ももや膝が痛い
- 前かがみで痛みが強くなる
- 長時間歩くと足がしびれる
逆に、
- 膝のお皿周辺が痛い
- 階段の上り下りがつらい
- 膝が腫れている

よしだ
その場合、膝そのものの問題(変形性膝関節症など)が疑われます。
⑤ 鍼灸ではどんなアプローチをする?
● 坐骨神経痛が原因の場合
- 腰・お尻(梨状筋)・太ももの筋肉を緩める
- 坐骨神経の通りを改善
- 歩き方のバランスを整える

よしだ
結果として膝の負担も軽減し、痛みが和らぎやすくなります。
● 膝が原因の場合
- 膝まわりの筋肉をゆるめる
- 関節の動きを改善
- 太ももの前後のバランス調整

よしだ
どちらにしても「腰・お尻・太もも・膝」をセットで見るのが効果的です。
⑥ まとめ
- 坐骨神経痛と膝痛は密接に関係していることが多い
- 坐骨神経痛 → 膝に負担がかかる
- 膝痛 → 歩き方が崩れ、坐骨神経痛に発展
- 鍼灸ではどちらにもアプローチしやすい

よしだ
どちらが原因かわからない場合は、腰と膝を同時にチェックすると改善の近道になります。
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