坐骨神経痛とは
腰からお尻、太もも、ふくらはぎ、そして足裏まで、痛みやしびれを感じるのが坐骨神経痛です。
特に 長時間の立ち仕事・座り仕事 や、腰のトラブル(椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など)によって悪化しやすいのが特徴です。

委中(いちゅう)|腰背の要穴
- 膝裏の中央にあるツボ
- 「腰背は委中に求む」と古典に書かれるほど、腰や下肢の改善に重要
- 下肢全体の血流を良くし、坐骨神経痛を軽減


よしだ
委中を使うと、腰から足裏までの“通り道”がスッと楽になる方が多いんです。
陽陵泉(ようりょうせん)|筋肉を整えるツボ
- 膝外側、腓骨頭の下にあるツボ
- 「筋会(筋の要穴)」として、筋肉や神経痛の改善に効果的
- 太ももやふくらはぎの緊張をゆるめ、歩行を楽にする

「足の外側までしびれてます…」

よしだ
その場合、陽陵泉を使うと筋肉の硬さがとれ、神経の圧迫もやわらぎますよ。
太白(たいはく)|足裏の要穴
- 足の内側、親指の付け根にあるツボ
- 脾経の原穴で、足裏の感覚や疲れに深く関係
- 坐骨神経痛による 足裏のしびれや重だるさ を整える働きがある

「足の裏がジンジンして、地面を踏む感覚が鈍いです…。」

よしだ
そんなときは太白を使います。足裏の感覚が戻り、歩くのが楽になる方もいますよ。
鍼灸での全体的な流れ
坐骨神経痛は「腰やおしりだけ」を診ても改善しにくい症状です。
- 委中 → 下肢全体の通りを良くする
- 陽陵泉 → 筋肉のバランスを調整する
- 太白 → 足裏の感覚を整える

よしだ
この3点を組み合わせることで、腰から足裏までをトータルで改善しやすくなります。
まとめ
- 坐骨神経痛は腰から足裏まで広がる症状
- 委中:腰背の要穴、流れを通す
- 陽陵泉:筋会のツボ、筋肉の緊張を整える
- 太白:足裏の要穴、しびれや重だるさに対応

よしだ
鍼灸は全体の流れを調整し、坐骨神経痛を根本から改善します。
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